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CARBON CIRCULAR ECONOMY

マッチングイベント

令和4年度 第3回マッチング交流会

講演Ⅰ「微生物によるカーボンニュートラルメタン生成」

竹中一馬氏

横河電機株式会社 マーケティング本部 イノベーションセンター 
センシング研究開発部 センシングシステム
グループ長  竹中 一馬 氏

 

横河電機㈱では、エネルギー貯蔵技術として有望なメタンに着目し、メタン生成菌を使った微生物メタネーションの研究を進めています。

これまで、水素とCO₂の混合ガスの置き換えのみで一年以上連続培養し、メタン生成量検出手法や連続測定システムも開発してきました。

今後に向けて、再エネ・水素、メタン生成・利用、メタネーションのサプライチェーンで連携できる企業とのマッチングを希望されています。

 

講演Ⅱ「太陽熱利用による藻類へのCO₂固定性能の向上」

寺田雅一氏

株式会社寺田鉄工所 代表取締役社長  寺田 雅一 氏

 

株式会社寺田鉄工所では、太陽熱を利用した給湯・暖房システムを全国の施設に展開し、CO₂削減に取り組んでいます。

今回の発表では、太陽熱を帯水層に蓄熱する技術を応用し、藻類を冬季にも25~30℃に設定して生育させることで通年培養させ、さらに大気中のCO₂を400~500ppmから1,000ppmに濃度を高めることで藻類の生産性を向上させる技術を紹介されました。

今後に向けて、藻類で脱炭素化を進める事業のパートナーを希望されています。

 

講演Ⅲ「CO₂固定化ブロックによる海藻生育と海の環境改善」

廣田武次氏

株式会社Eプラス 代表取締役社長  廣田 武次 氏

 

株式会社Eプラスは、CO₂回収技術や水素製造、CO₂の固定化など幅広く脱炭素技術を開発しており、今回はCO₂鉱物固定化剤「Cガード」により、大気中のCO₂を原料とする肥料を製造し、植物生育で大きな成果を挙げた事例を紹介されました。

今後は、このCガードを海の環境改善に展開させるため、コンクリートブロック製造や養殖、そしてCO₂の固定化やLCA評価などを共同して進める事業者との連携を希望されています。

 

講演Ⅳ「燃料転換技術等を中心としたカーボンリサイクルモデル事業検討について」

鹿島淳氏

一般社団法人カーボンリサイクルファンドイノベーション部
部長代理  鹿島 淳 氏

 

一般社団法人カーボンリサイクルファンドは、産業界が国と連携してカーボンリサイクルの社会実装を進めるための組織として設立され、現時点で130を超える法人・自治体・学術機関等を会員とし、研究助成や広報活動などの支援を進めています。

今回は、広島県竹原市を舞台に、微細藻類等の排ガスを直接用いる技術やメタネーションからSAFやバイオ燃料、合成メタンなどの合成燃料を生産し、その燃料を使用するモデル事業や副生成物の農林水産利用等の推進に向けて、パートナーを希望されています。

開催日時

2022年8月24日(水)14:00~16:00

開催方法

オンライン  

費用

無料

人数

-

参加対象

カーボンリサイクル・カーボンニュートラルに関心のある方 

申し込み締切

2022年8月19日(金) 

備考

※オンライン申込の方は、前日までに申し込みされたメールアドレスに参加URLをお送りします。


 

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