講演Ⅰ「オンデマンドな多孔質材料合成とCCUSへの展開」

広島大学大学院先進理工系科学研究科　応用化学プログラム
環境触媒化学研究室 助教　津野地 直 氏

 

CO₂吸着や化学工学プロセスの触媒として近年益々注目を集めるようになったゼオライトは、機能の設計や予測、合成の再現性が難しい問題があります。

津野地先生は、オンデマンド合成で中間体を可視化させることで特性や構造を制御するなど特徴的な研究を進められていることをご紹介頂きました。

 

講演Ⅱ「環境循環型メタノール構想のご紹介」

三菱ガス化学株式会社　基礎化学品事業部門　化成品事業部
事業推進グループ 課長　嶋田 恒平 氏

 

化学品の基幹物質や燃料として幅広く使用されているメタノールについて、三菱ガス化学様が保有する製造技術や生産・販売ネットワークについてご説明頂き、さらに回収したCO₂、あるいはバイオマスや廃プラスチック由来の合成ガスを原料として製造する低炭素価値が付与された「環境循環型メタノール」を軸に、官民産業横断的に連携して大規模にカーボンリサイクルを推進する枠組み「環境循環型メタノール構想」についてご紹介を頂きました。