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CARBON CIRCULAR ECONOMY

マッチングイベント

令和6年度 第7回マッチング交流会

開催報告

講演Ⅰ「自動車LCAの新展開:コミュニケーション・ツールとしての可能性」

広島大学大学院先進理工系科学研究科
准教授 布施 正暁 氏

 

LCA(Life Cycle Assessment)は、製品・サービス・システム等の製造段階だけでなく、原材料の調達から、製造、輸送、販売、使用(消費)、破棄あるいはリサイクルまでのライフサイクルすべてにおいて、環境影響を評価する手法です。脱炭素においても、温暖化ガスの排出・吸収をライフサイクル全体で評価する視点は極めて重要であり、見えづらい隠れた部分も評価に含める努力が必要になります。ISO-14040では、LCAの分析・評価手法などを規定するとともに、恣意性をなるべく排除するためのクリティカル・レビューの重要性が認識されています。
今回のご発表では、こうしたLCAの考え方を基礎から解説して頂き、布施先生による自動車のLCA研究の成果、そして欧州でのRoHSやREACHでの環境規制の経験を踏まえて、「評価ツール」としてのLCAから、「コミュニケーション・ツール」としてのLCAへと認識を変えることで、経済主体の最適な行動変容を促すコンセプトの実現についてご説明を頂きました。

 

 

講演Ⅱ「マツダのLCA視点での取り組み事例ご紹介」

マツダ株式会社
CN・資源循環戦略部
部長 深川 健 氏

 

自動車メーカーとしての取組の中で、「電気自動車(BEV)によるCN社会の実現可能性」と「カーボンフットプリント(CFP)」をLCAの観点でご説明頂きました。
電気自動車とガソリンエンジン自動車の生涯走行距離でのCO2排出量を比較すると、車両走行時の排出量が多いことがガソリンエンジン自動車の問題点として指摘されますが、電気自動車でも使用する電力の発電プロセスや車載用電池の製造段階での排出量が多いことに注意する必要があり、LCAで評価すると電気自動車が一概にCNに直結するわけではないことが分かります。
また、自動車業界でもカーボンフットプリントの算定が進展し、欧州では電動車搭載の電池パックに関するCFP申告が法制化されました。車両全体でのCFP申告も現実味が高まる中で、将来のビジネス機会の喪失を回避するためには、早期の着手と精査ポイントの見極め、そして開発・設計での低炭素技術の織り込みを進め、CFPを「守り」から「攻め」へのツールとして活用する視点をご説明頂きました。

 


 

交流会開催内容

 

令和6年度 第7回マッチング交流会を開催いたします。
今回は、講演Ⅰ:広島大学より「自動車LCAの新展開:コミュニケーション・ツールとしての可能性」を、講演Ⅱ:マツダ株式会社より「マツダのLCA視点での取り組み事例ご紹介」についてご発表いただきます。
カーボンリサイクルやカーボンニュートラルを推進するうえで、製品・サービスのライフサイクル全体でエネルギー消費や二酸化炭素排出等の環境負荷を定量化し、合理的な判断を可能にするライフサイクルアセスメント=LCAは非常に重要なコンセプトです。
LCAに関する大学での研究や企業の取組について情報収集できる大変貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください!
なお、会員以外の方も参加可能ですので、カーボンニュートラル・カーボンリサイクルにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております(同一所属先からの参加者数に制限はありません)。

 

講演Ⅰ 15:05~15:35(30分)
「自動車LCAの新展開:コミュニケーション・ツールとしての可能性」

広島大学大学院
先進理工系科学研究科
准教授 布施 正暁 氏
概要資料はこちら

 

講演Ⅱ 15:35~16:05(30分)
「マツダのLCA視点での取り組み事例ご紹介」

マツダ株式会社
CN・資源循環戦略部
部長 深川 健 氏
概要資料はこちら

 

総括・事務連絡など 16:05~16:20(15分)

開催日時

2024年12月6日(金)15:00~16:20

開催方法

オンライン  

費用

無料

人数

-

参加対象

 

申し込み締切

2024年12月1日(金)17:00 

備考

 

受付は終了しました