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CARBON CIRCULAR ECONOMY

マッチングイベント

令和6年度 第2回マッチング交流会

開催報告

講演Ⅰ「水素社会実現に向けて」

岩谷産業株式会社 中国支社 広島支店
産業ガス・機械部
部長 高尾 和弘

 

岩谷産業は、LPガスや産業ガス、およびそれらの機器・設備の製造・販売をコア事業とされていますが、近年は水素エネルギーを普及拡大するため、液化水素に関する技術開発や水素ステーションの設置にも本格的に進出してきました。
今回は、グリーンイノベーション基金事業での液化水素の運搬船と荷役基地の実証試験、廃プラスチックからの水素製造、既存圧縮水素工場での国産木質バイオマスによるグリーン水素製造への切替検討といった水素エネルギーに関する技術開発のほか、商用車向けや海外(北米)での水素ステーション整備、そして2025年大阪・関西万博での水素燃料電池船の運航など、水素利活用拡大に向けた幅広い内容についてご説明を頂きました。

 

講演Ⅱ「播磨臨海地域カーボンニュートラルポートの取組
/工場カーボンニュートラルに向けた燃焼式工業炉の水素利活用」

株式会社神戸製鋼所
機械事業部門 新事業推進本部 技術部 新事業企画部
次長 今用 浩司 氏

 

神戸製鋼所では、グループ全体で排出するCO2(2022年度で約1560万t)を、2030年には2013年度比で30~40%減、2050年にカーボンニュートラルとする目標で進めており、さらにグループが保有する技術・製品・サービスを利用して、2050年には社会の様々な分野で1億tのCO2削減に貢献するビジョンも掲げています。
そのキーワードの一つが「水素」であり、今回のご発表では、再エネ由来のグリーン水素と液体水素を気化した水素を用いる「ハイブリッド型水素ガス供給システム」を燃焼式工業炉で用いる実証事業をNEDO事業で進めていること、そしてこうした取組は兵庫県の「播磨臨海地域カーボンニュートラルポート」形成でも大きな役割を担っており、海外からCO2フリーの液化水素が安定・安価に輸入されるまでは、工場屋根の太陽光パネルで得られた再エネ電力で水素をつくって既設のボイラーで混焼する“地産地消型水素利活用”が水素需要創出の鍵になることをご説明頂きました。

 


 

交流会開催内容

 

令和6年度 第2回マッチング交流会を開催いたします。
今回は、岩谷産業株式会社より万博での水素燃料電池船の取組を含めた今後の展望について、そして株式会社神戸製鋼所より播磨臨海地域カーボンニュートラルポートの取組と、工場カーボンニュートラルに向けた燃焼式工業炉の水素利活用についてご発表いただきます。
水素は、利用時にCO2を排出しない次世代のエネルギーとして注目を集めていますが、カーボンリサイクル技術でもCO2フリー水素の調達は重要です。水素の利活用に関する企業の取組について情報収集ができる大変貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください!
なお、会員以外の方も参加可能ですので、カーボンニュートラル・カーボンリサイクルにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております(同一所属先からの参加者数に制限はありません)。

 

講演Ⅰ 15:05~15:35(30分) 
「水素社会実現に向けて」

岩谷産業株式会社
中国支社 広島支店
産業ガス・機械部 部長 高尾 和弘 氏
概要資料はこちら

 

講演Ⅱ 15:35~16:05(30分)
「播磨臨海地域カーボンニュートラルポートの取組
/工場カーボンニュートラルに向けた燃焼式工業炉の水素利活用」

株式会社神戸製鋼所
機械事業部門 新事業推進本部
技術部 新事業企画部 次長 今用 浩司 氏
概要資料はこちら

 

総括・事務連絡など 16:05~16:20(15分)

開催日時

2024年5月31日(金)15:00~16:20

開催方法

オンライン  

費用

無料

人数

-

参加対象

 

申し込み締切

2024年5月24日(金)17:00 

備考