講演Ⅰ「国際液化水素サプライチェーン構築に向けた取り組み」

川崎重工業株式会社　水素戦略本部
営業推進部　部長　理事　河合 宗一 氏

カーボンニュートラル実現に向けた燃料転換の一つとして水素が有望視され、特に発電用エネルギーとして使用するにあたっては大量の水素を準備する必要があります。川崎重工業㈱は、エネルギーセキュリティとレジリエンスの観点からも海外のＣＯ２フリー水素に着目し、豪州の褐炭から液体水素を製造し、船舶で輸送して、日本国内に供給して利用するまでサプライチェーン全体で実証試験を重ねています。今回は、こうした取組の背景や目的、技術内容、そして今後の商用化ビジョンについてご紹介頂きました。

講演Ⅱ「脱炭素社会構築に貢献する日立造船の水電解・メタネーション技術」

日立造船株式会社　脱炭素化事業本部　脱炭素化システムビジネスユニット
PtG技術部　PtG開発グループ　グループ長　泉屋 宏一 氏

再生可能エネルギーを主力電源化するには、需給バランスを調整するため大容量で長時間の貯蔵技術が必要です。日立造船㈱では、この貯蔵技術として再エネを水素・メタンに変換するPower to Gas(PtG)技術の開発に早期から着手し、ＰＥＭ型水電解装置とメタネーション装置の開発を事業化しました。今回は、この両技術の開発経緯から事業化までの全体像と、今後の大型化に向けた取組をご紹介頂きました。

令和５年度　第３回マッチング交流会を開催いたします。

今回は、川崎重工業株式会社様から液化水素の国際サプライチェーンをご紹介頂くとともに、日立造船株式会社様から水電解とメタネーション技術についてご説明頂きます。

カーボンリサイクルに必要な水素製造・調達・利用技術について学べる貴重な機会となっておりますので、この機会にぜひご参加ください！

なお、会員以外の方も参加可能ですので、カーボンリサイクル・カーボンニュートラルにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております（同一所属先からの参加者数に制限はありません）。

講演Ⅰ　15:05～15:35（30分）
「国際液化水素サプライチェーン構築に向けた取り組み」

川崎重工業株式会社　水素戦略本部
営業推進部　部長　理事　　河合 宗一　氏

講演Ⅱ　15:45～16:15（30分）
「脱炭素社会構築に貢献する日立造船の水電解・メタネーション技術」

日立造船株式会社　脱炭素化事業本部　脱炭素化システムビジネスユニット
PtG技術部　PtG開発グループ　グループ長　　泉屋 宏一　氏

会長総括　16:20～16:25

広島大学大学院 先進理工系科学研究科 機械工学プログラム 教授　　市川 貴之　氏