令和4年度 第4回マッチング交流会
講演Ⅰ「カーボンニュートラルとバイオテクノロジー」
広島大学大学院統合生命科学研究科 教授 中島田 豊 氏
国内の年間炭素排出量3.1億トンのうち、バイオマス賦存量0.35億トン/年とすれば、バイオマス利用によって最大約11%がカーボンリサイクルに貢献できることになります。
こうした背景から、発酵・生物工学の技術を用いて食品や化学品を生産するための研究の全体像、およびNEDOの実証研究として2020年度から大崎上島町で進めているCO2と水素から酢酸を生成し、さらに高付加価値脂質などを合成するプロジェクトについてご紹介頂きました。
講演Ⅱ「Cultivating Algae’s Potential, for a Better Future.
~ 人々と地球の未来に貢献する、藻類の可能性を解き放て! ~」
株式会社アルガルバイオ 取締役 CSO 竹下 毅 氏
自然界にある約30万種の藻類の活用可能性に着目し、東京大学での20年以上の藻類研究をベースに育種・培養技術を掛け合わせた社会課題解決に向けた取り組みや、健康食品、代替タンパク質、循環型社会などの市場ニーズに対応して、用途に適した藻類株と培養製法を作り出していく、オーダーメード型の技術開発ビジネスモデルなどをご説明頂き、さらに2022年度から大崎上島町で進めている工場などから排出されるCO2の回収・固定化藻類培養システムの実用化にむけた技術開発についてもご紹介頂きました。
開催日時 |
2022年9月28日(水)15:00~16:30 |
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開催方法 |
オンライン |
費用 |
無料 |
人数 |
- |
参加対象 |
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申し込み締切 |
2022年9月22日(木) |
備考 |
主催:広島県/公益財団法人 中国地域創造研究センター |
受付は終了しました