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広島県内のバイオマス発電施設やCO2分離回収装置の視察を行いました!

会員向け活動の一環として、広島県内のバイオマス発電施設やCO2分離回収装置の視察を実施いたしました。

 

●開催日時 2024年1月30日(火) 13:00~17:30
●開催場所 太平電業株式会社 西風新都バイオマス発電所
      海田バイオマスパワー株式会社

 

 

■バイオマス発電施設及びCO2分離回収装置/太平電電業株式会社 西風新都バイオマス発電所

太平電業㈱では、火力発電所の運転実績やノウハウを蓄積し、発電所建設・修繕等の工事にその知見を活かすとともに、発電所運営に関する人材育成を目的としてこの発電所を建設しました。西風新都に立地したのは、広島市の低炭素化都市構想、近隣住民の理解、発電に必要な地下水と木質チップの確保に目途が立ったことが主な理由です。
燃料として使用する年間約8万tの木質チップの9割以上を広島県内から調達し、7,100kWの発電機で年間約50万kWhを発電しています。また、ボイラーから排出されるCO2を一日あたり約300kg回収し、全量を農業ハウスに送ってトマトやイチゴなどの水耕栽培に役立てています。

 

 

 

 

■バイオマス発電施設/海田バイオマスパワー株式会社

2021年4月から営業運転を開始したこの発電所では、広島県内産の木質チップと、外国産のWP(ホワイトペレット)とPKS(パームヤシ殻)などの木質燃料を8割ほど用いて、バイオマス混焼発電を行っています。発電容量は11.2万kW、年間発電量は約8億kWhです。
循環流動層ボイラーとして炉内を比較的低い温度(800~900℃)に設定し、NOxの排出量を抑えるとともに、WPとPKS、石炭を運ぶ同社の専用船「海栄丸」にも、荷役時に粉塵を抑える設備を採用するなど、環境に配慮した運転が行われています。

 

受付は終了しました