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CARBON CIRCULAR ECONOMY

マッチングイベント

令和6年度 第9回マッチング交流会

開催報告

講演Ⅰ「メタノールを介した環境循環型プラットフォーム Carbopath™のご紹介」

三菱ガス化学株式会社
グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門
企画開発部プロセスグループ主査
藤岡 慎也 氏

 

三菱ガス化学は、「社会と分かち合える価値の創造」をミッションに掲げる総合化学メーカーで、基礎化学品から機能化学品まで様々な化学品・材料を開発・製造しています。メタノール事業では、資源開発から製造技術の開発、触媒の供給、海外でのプラントオペレーションのサポート、メタノール専用船によるデリバリー、マーケティング、メタノール誘導品の技術開発・製造・市場開発に至るまで、メタノールのバリューチェーン全般に携わっています。
今回のご発表では、同社が培ってきたメタノールの触媒と製造技術を活かし、CO₂や廃棄物からメタノールを介してエネルギーや素材を生み出す環境循環型プラットフォーム「Carbopath™」をご紹介頂きました。回収したCO₂や廃棄物から作ることができるメタノールからは、プラスチックや合成繊維などを製造できます。また、船舶燃料への利用や航空燃料、LPG代替などへの変換も可能です。カーボンニュートラル化への道筋を備えた原料・燃料として注目を集めています。

 

 

講演Ⅱ「三菱ケミカルグループのサーキュラーエコノミーへの取り組み」

三菱ケミカルグループ株式会社
サステナビリティ所管 サステナビリティ企画部
部長 坂田 智也 氏

 

国内外に数多くの研究開発・製造拠点を持ち、連結従業員数では約4万人を抱える三菱ケミカルグループは、エチレンなどオレフィンから基礎化学品・ポリマーなどの誘導品まで幅広い石油化学製品、コークス・カーボンブラックなどの炭素製品、主要3製法を世界で唯一保有するMMA、そして各種フィルムや先端材料など幅広い製品を開発・販売しており、2050年のカーボンニュートラルに向け、バックキャストとフォアキャスト両輪で収益性改善と社会課題の解決を目指す「KAITEKI Vision35」を推進しています。
今回のご発表では、サーキュラーエコノミーに向けた具体的な取組の中から、プラスチックのケミカルリサイクル(油化)、アクリル樹脂のケミカルリサイクル、炭素繊維副生品のリサイクルコンパウンド、ペットボトルシュリンクラベル再利用、そしてバイオプラスチック利用と生分解による炭素循環についてご説明を頂きました。

 


 

交流会開催内容

 

令和6年度 第9回マッチング交流会を開催いたします。
今年度最後となる今回は、講演Ⅰ:三菱ガス化学株式会社より「メタノールを介した環境循環型プラットフォーム Carbopath™のご紹介」を、講演Ⅱ:三菱ケミカルグループ株式会社より「三菱ケミカルグループのサーキュラーエコノミーへの取り組み」についてご発表いただきます。
私たちの生活を豊かにする化学品ですが、化学産業では、多様な原料から多種多様な化学品が製造され、その製造プロセスにおいては、様々な化学反応を経ることによりCO₂が排出され、加えて、プラスチック等の処分段階においてもCO₂が排出されます。
化学産業における、カーボンニュートラルに向けたアプローチとしては、製造時に使用するエネルギーを、CN燃料等へ転換することや、原料を化石資源からバイオマスやCO₂等へ転換すること、廃プラスチック等を原料(炭素)として循環させるケミカルリサイクル等が挙げられます。
この度、化学産業界から、上記アプローチのようなカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーに資する取組を推進されている2者にご講演いただき、化学産業界の戦略や動向について迫ります!大変貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください!なお、会員以外の方も参加可能ですので、カーボンニュートラル・カーボンリサイクルにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております(同一所属先からの参加者数に制限はありません)。

 

講演Ⅰ 15:05~15:35(30分)
「メタノールを介した環境循環型プラットフォーム Carbopath™のご紹介」

三菱ガス化学株式会社
グリーン・エネルギー&ケミカル事業部門
企画開発部プロセスグループ主査
藤岡 慎也 氏
概要HPはこちら

 

講演Ⅱ 15:35~16:05(30分)
「三菱ケミカルグループのサーキュラーエコノミーへの取り組み」

三菱ケミカルグループ株式会社
サステナビリティ所管 サステナビリティ企画部
部長 坂田 智也 氏
概要資料はこちら

 

総括・事務連絡など 16:05~16:20(15分)

開催日時

2025年2月28日(金)15:00~16:20

開催方法

オンライン  

費用

無料

人数

-

参加対象

 

申し込み締切

2025年2月21日(金)17:00 

備考

 

受付は終了しました