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CARBON CIRCULAR ECONOMY

マッチングイベント

令和7年度 第3回マッチング交流会

開催報告

講演Ⅰ「瀬戸内地域におけるGX実現に向けた水素・アンモニアの利活用と新産業の創出に関する調査について」

中国経済産業局
資源エネルギー環境部
資源エネルギー環境課
総括係長 桜井 奈津子 氏

 

水素・アンモニアは2030年の電源構成に位置付けられ、カーボンニュートラル達成に必要不可欠なエネルギー源として、強靭な大規模サプライチェーン構築と社会実装の加速化が求められています。また、中国地域は電力供給に占める自家用発電比率が高く、GRP(域内総生産)あたりのCO₂排出量も大きいことから、水素等の利活用支援や、瀬戸内地域の強みの一つであるコンビナートで培ってきた発電・工業炉等関連事業者の集積ポテンシャルを最大限に活かした水素等関連産業の裾野の拡大や付加価値向上に向けた取組推進が有効と考えられます。
中国経済産業局では、こうした背景から、昨年度の調査事業として中国地域における2050年に向けたCO₂排出量削減シミュレーション、水素等の利活用や新産業創出に向けた現状・課題の整理と対応策の検討を行いました。今回のご発表ではこの調査事業の概要をご説明頂き、また、今後の水素等の導入促進に向けて、今年度は諸外国における水素等に関する動向調査、関連法令のガイドブック作成、需要側企業と技術提供側企業とのマッチングを行う旨をご紹介頂きました。

 

 

講演Ⅱ「三建産業のCN燃料への取り組み紹介」

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三建産業株式会社
開発本部 開発部
担当部長 園田 高久 氏

 

三建産業は広島市内に本社を置く工業炉メーカーであり、自動車や鉄鋼業界を中心に使用される各種溶解炉、加熱炉、熱処理炉などを、企画・開発から製造・据付、アフターサービスまでトータルで提供しています。
今回のご発表では、それらの工業炉の運転によって排出されるCO₂の削減に向けて、グリーンイノベーション(GI)事業で開発を進めてきた水素・アンモニアを燃料とする工業炉の開発についてご紹介を頂き、燃焼技術や非加熱物、耐火材に与える影響についての技術課題の克服に目途がついた一方で、今後に工業炉の脱炭素化を図るにあたっては水素・アンモニア燃料の供給量とコストが大きな制約になると予想されることから、国を挙げた取組の必要性をご説明頂きました。

 


 

交流会開催内容

 

令和7年度 第3回マッチング交流会を開催いたします。
今回は、講演Ⅰでは中国経済産業局より「瀬戸内地域におけるGX実現に向けた水素・アンモニアの利活用と新産業の創出」に関する調査について、講演Ⅱでは三建産業株式会社より、「三建産業のCN燃料への取り組み紹介」と題して、ご発表いただきます。
水素・アンモニアは、利用時にCO₂を排出しない次世代のエネルギーとして注目を集めています。また、多くのカーボンリサイクル技術においても、水素は原料として必要とされることから、CO₂フリー水素・アンモニアのサプライチェーン構築の重要性が高まっています。
今回のイベントは、水素・アンモニアの供給・利用拡大に向けた動向について、情報収集ができる貴重な機会となっておりますので、ぜひご参加ください!
なお、会員以外の方も参加可能ですので、カーボンリサイクル・カーボンニュートラルにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております(同一所属先からの参加者数に制限はありません)。

 

講演Ⅰ 15:05~15:35(30分)
「瀬戸内地域におけるGX実現に向けた水素・アンモニアの利活用と新産業の創出に関する調査について」

中国経済産業局
資源エネルギー環境部
資源エネルギー環境課
総括係長 桜井 奈津子 氏
概要ページはこちら

 

講演Ⅱ 15:35~16:05(30分)
「三建産業のCN燃料への取り組み紹介」

三建産業株式会社
開発本部 開発部
担当部長 園田 高久 氏
概要資料はこちら

 

総括・事務連絡など 16:05~16:15(10分)

開催日時

2025年7月30日(水)15:00~16:15

開催方法

オンライン  

費用

無料

人数

-

参加対象

 

申し込み締切

2025年7月23日(水)17:00 

備考

 

受付は終了しました