令和7年度 第1回マッチング交流会
開催報告
講演Ⅰ「カーボンマネジメントの動向と取組」
経済産業省 資源エネルギー庁
燃料環境適合利用推進課
課長補佐 笹山 雅史 氏
今年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」では、S+3Eの原則を維持しつつ、DXやGXの進展に必要な電力に対して脱炭素や安全保障を勘案して対応するとし、エネルギー政策と産業政策とを一体的に検討するための「GX2040ビジョン」との連携も盛り込まれました。
そうした中で、今回のご発表では、脱炭素電源やGXへの官民による投資促進、合成燃料の商用化、水素社会推進法に基づく拠点整備支援など大きな観点で説明を頂きながら、クリーン証書制度やカーボンリサイクルを通じたCO₂削減価値設定、都市ガスのカーボンニュートラルに向けた合成メタンの導入環境整備などの制度設計、そして大崎上島町でのカーボンリサイクル実証拠点やNEDO人材育成事業など具体的な活動内容について幅広くご紹介を頂きました。
講演Ⅱ「広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進構想(第二版)とカーボンリサイクルサンドボックス(県補助金)のご紹介」
広島県 商工労働局
環境・エネルギー産業課
カーボンリサイクル推進グループ
平河 直也 氏(上)、河野 陽 氏(下)
広島県は、大崎上島町での革新的低炭素石炭火力発電の実証事業「大崎クールジェンプロジェクト」やカーボンリサイクル実証拠点の整備、県内製造業の集積といった強みを生かし、カーボンリサイクルに関する拠点化や新産業への発展を目的として令和4年2月『広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進構想』を策定し、この構想を基に、令和4~6年度の3年間で①マッチング支援、②新規プロジェクト創出を目指すワーキンググループ設置、③県内高校生等を対象とした次世代教育、の3本柱で活動を実施しました。
この度、それらの取組や国の計画等を踏まえて改定作業を実施し、成果と課題を整理したうえで推進構想(第二版)を策定し、令和7年4月に施行しました。今回の発表では、その中から「大崎上島カーボンリサイクル拠点との連携」や「CR技術に必要となるCO₂フリー水素の調達」など、新規・拡充する内容を重点的に紹介しました。
また、カーボンリサイクルに関する研究開発支援の一環として実施している「カーボンリサイクルサンドボックス」についても、過去の実績や連携事例、そして今年度にリニューアルした「サプライチェーン構築支援型」を中心に説明しました。
交流会開催内容
令和7年度 第1回マッチング交流会を開催いたします。
今回は、経済産業省資源エネルギー庁からカーボンリサイクル政策についてお話頂き、広島県より、「広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進構想(第二版)」や県のカーボンリサイクルの研究開発/社会実装を支援する補助金「カーボンリサイクルサンドボックス」の概要について、紹介します。
カーボンリサイクルに関する国および県の方針について情報収集できる貴重な機会となっておりますので、この機会にぜひご参加ください!
なお、会員以外の方も参加可能ですので、カーボンリサイクル・カーボンニュートラルにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております(同一所属先からの参加者数に制限はありません)。
講演Ⅰ 15:05~15:35(30分)
「カーボンマネジメントの動向と取組」
経済産業省 資源エネルギー庁
燃料環境適合利用推進課
課長補佐 笹山 雅史 氏
講演Ⅱ 15:35~16:05(30分)
「広島県カーボン・サーキュラー・エコノミー推進構想(第二版)とカーボンリサイクルサンドボックス(県補助金)のご紹介*」
広島県 商工労働局
環境・エネルギー産業課
概要資料はこちら
*カーボンリサイクルサンドボックス(県補助金)の説明会は、別途開催予定です。
当講演では、推進構想に基づく取組方針の概要や県補助金のこれまでの成果を中心に、情報提供を行う予定です。
総括・事務連絡など 16:05~16:20(15分)
開催日時 |
2025年6月6日(金) 15:00~16:20 |
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開催方法 |
オンライン |
費用 |
無料 |
人数 |
- |
参加対象 |
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申し込み締切 |
2025年6月3日(火) 17:00 |
備考 |
受付は終了しました