令和5年度 第1回マッチング交流会
開催報告
講演Ⅰ「カーボンリサイクル政策について」
経済産業省資源エネルギー庁 長官官房カーボンリサイクル室
課長補佐(企画調整担当) 大下 慶 氏
経済産業省では、カーボンリサイクルを「CO2を資源として捉え、これを分離・回収し、鉱物化によりコンクリート等、人口光合成等により化学品、メタネーション等により燃料へ再利用し、大気中へのCO2排出を抑制すること」と定義しています。大下講師からは、カーボンリサイクルの目的や背景、政府の方針をご説明頂き、国内外で展開される関連技術の動向について幅広くご紹介を頂きました。
講演Ⅱ「二酸化炭素の資源化を目指した人工光合成系の開発」
東京工業大学 理学院化学系 教授
広島大学大学院 先進理工系科学研究科 特任教授(兼任)
石谷 治 氏
HP:石谷研究室
植物が太陽光エネルギーを利用して高エネルギー物質である炭水化物を作り出すことが光合成です。これと同様に、太陽光エネルギーで水を分解して水素を作ったり、CO2と反応させて化学品や燃料などの項エネルギー物質を合成するのが人工光合成です。石谷先生からは、国内と海外で進む人工光合成の研究動向、そして先生ご自身が進められているCO2を還元資源化する光触媒などの研究をご説明頂きました。
交流会開催内容
令和5年度第1回マッチング交流会を開催いたします。
今回は、経済産業省資源エネルギー庁様より、カーボンリサイクルに関する国の政策動向についてご発表いただく他、広島大学の特任教授を務めておられる石谷様より、炭素循環の重要性と人工光合成についてご発表いただきます。
現在、日本においても集中的に技術開発を進められているカーボンリサイクルですが、今後の見通しや課題等を改めて整理する大変貴重な機会となっておりますので、この機会にぜひご参加ください!
なお、会員以外の方もご参加可能ですので、カーボンリサイクル・カーボンニュートラルにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。(所属から何名ご参加いただいても構いません。)
講演Ⅰ 15:05~15:35(30分)
「カーボンリサイクル政策について」
経済産業省資源エネルギー庁 長官官房カーボンリサイクル室
課長補佐(企画調整担当) 大下 慶 氏
講演Ⅱ 15:35~16:25(50分)
「二酸化炭素の資源化を目指した人工光合成系の開発」
東京工業大学 理学院化学系 教授
広島大学大学院 先進理工系科学研究科 特任教授(兼任)
石谷 治 氏
HP:石谷研究室
会長総括 16:25~16:30
広島大学大学院 先進理工系科学研究科 機械工学プログラム 教授
市川 貴之 氏
開催日時 |
2023年4月26日(水)15:00~16:30 |
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開催方法 |
オンライン |
費用 |
無料 |
人数 |
- |
参加対象 |
カーボンニュートラル・カーボンリサイクルに関心のある方 |
申し込み締切 |
2023年4月21日(金)17:00 |
備考 |
申込後、前日までに申し込みされたメールアドレスに参加URLをお送りします。 ※開催方法はオンライン(Teams)となります。 |
受付は終了しました