リレーコラム

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CARBON CIRCULAR ECONOMY

Vol. 45

「水・大地・空気を未来へつなぐ ミダックグループの取り組み」

私たちミダックグループは、人々の暮らしに不可欠な社会インフラとして、安心・安全な廃棄物処理を行っています。社名の「ミダック」とは、社是の「水・大地・空気を未来につなぐ」の水・大地・空気それぞれの頭文字を組み合わせたもので、新しい時代のニーズに適応した持続可能性のあるビジネスモデルを追及しています。

現在弊社で取り組んでいる、焼却炉を中心としたCCSCCUCO削減への取り組みについてご紹介いたします。

 

 

1)CCS:処分場CCSによるCO2固定

早稲田大学の小峯教授との共同研究により、ばいじん等の産業副産物の中には、カルシウム分が多く含まれており、CO2を固定化する能力があることが分かってきました。そのため、ばいじん等を埋め立てる前に予め大気中のCO2を固定化することができれば、脱炭素社会に貢献できます。
現段階では、ばいじん1gあたり最大で0.14gのCO2を固定化することができ、弊社の管理型処分場では約14万tのCO2を貯留できる試算です。これは、同じ面積の森林が吸収するCO2量の983年分に匹敵します。

 

Youtubeでも公開しています!→https://youtu.be/M6EtfccLDo8

 

図1 処分場CCS構想の概念

 

 

2)CCU:藻類培養でフコキサンチン精製を目指す

廃棄物の焼却炉で発生するCO2から、フコキサンチンという希少な有用物質を生成する微細藻類の培養実験する研究を行っています。藻類培養に強いALNUR(アルヌール)社と、2023年2月より共同研究を開始し、2023年4月には弊社富士宮事業所にMiMiCCU Lab.(ミミックラボ)を開設しました。
将来的には、焼却炉などで発生したCO2を藻類の光合成に利用し、CO2排出量を抑制しながら、フコキサンチンという高付加価値物質を生産することで、経済性を成り立たせる技術開発を行いたいと考えています。

 

図2 微細藻類CCUの概念

 

図3 2023年4月にオープンしたMiMiCCU Lab.

 

 

この他にも、弊社公式Youtubeチャンネルでは、弊社のSDGsの取り組みについてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/channel/UCVx5wGXoi3Y3sD0A2iA_5mg

 

私たちミダックは、目まぐるしく変化する経済環境や市場の中で、創業以来の経営理念を不変の拠り所とし、新しい時代のニーズに適応した持続可能性のあるビジネスモデルを今後も追及してまいります。

著者プロフィール

國弘 彩(くにひろ あや)
㈱ミダックホールディングス
事業統括部 事業統括グループ グループ長
2013年入社、2022年より現職。
SDGs事務局も担っている。
山口県出身。