リレーコラム

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CARBON CIRCULAR ECONOMY

Vol. 38

「環境市民団体の取り組み」

我々環境市民団体は、行政や企業・大学等研究機関の進める最先端の環境技術を市民レベルで分かりやすく語り、普及活動に帰依するものとして位置付けられていると自負しております。(青文字の場所をクリックして頂くと、それぞれのホームページに飛びます)

 

 

●地球温暖化防止活動

山口県地球温暖化防止推進員として、
 例えば
 家庭の温暖化診断。
 省エネアンケートやクールチョイス賛同への呼びかけ。
 情報誌「つなぐ」の発行。
 次世代自動車イベントへの協力。
 定期的に推進員勉強会を実施しています。
 次代を担う子供たちへ、偏ることのない環境教育に心がけています。

 

 

●希少動植物保護支援

山口県希少動植物保護支援員として、主に県中央・東部の希少な動植物の観察・保護活動に努めています
例えば、
   岩国市錦町のセツブンソウ群生地、岩国市二鹿のシャクナケ群生地、岩国市北河内の二輪草
   岩国市錦帯橋紅葉谷公園内のモリアオガエルの産卵、岩国市周東町内のギフチョウ・ハッチョ
ウトンボ、柳井市余田の臥龍梅、周防大島のアサギマダラ、上関町の水仙、周南市鹿野の枝垂れ桜、防府市エヒメアヤメ群生地、美祢市カキツバタ群生地 など。
   (コロナ禍で維持活動が難しい場所もありますが、地元の方々と共に取り組んでいます)

 

 

●干潟再生事業等

山口県内の椹野川・島田川において流域の豊かな自然を守り、地域の文化・教育・生活に帰依するものと信じ活動を続けています。
   ・椹野川河口域干潟自然再生協議会
     アサリ、カブトガニのモニタリング作業、干潟整備
     クロツラヘラサギの保護など
   ・島田川の豊かな流域づくり連絡会議
       島田川河口域で、子供たちが自然に触れ合えるイベント「We love 島田川」
       島田川上流域に茂る葦を用いてイベント用のオブジェを作成・展示する丸太村文化祭
       下流域に漂着するプラスチックを調査・撤去

 

 

●ブルーカーボン部会

私は十数年前から、「陸にないものは海に求めよ」のたとえどおり、河口域にアマモの移植事業を提案してきました。しかし当時は耳を傾ける人はほとんどいませんでした。現在カーボンニュートラルな時代に我々市民団体こそ中心的になって動くべき、そんな時代がやって来たと思います。
主な所属団体(会員登録済み)
 「広島湾さとうみネットワーク」ブルーカーボン部会
 尚さとうみネットワークの部会では、昨年岩国市由宇町神代にて実際にアマモの植え付け作業を実施、また1月31日にその結果発表を兼ねたミーティングを実施。
 「椹野川河口域干潟自然再生協議会ブルーカーボンワーキンググループ」
 「山口大学グリ-ン社会推進協議会」ブルーカーボン部会

 

 

●次世代のエネルギーや自動車の研究

広島で行われる「水素・次世代エネルギー研究会」に参加して10年が過ぎました。令和4年度には会員登録しいろいろな情報を得ています。また、「広島大学エネルギー超高度利用研究拠点バイオマス利用研究会」からはニュースレターを頂き、広大の研究について詳しく知ることが出来ます。そして山口大学に設立された「山口大学グリーン社会推進研究会」水素部会や、次世代自動車の研究・開発を目的とした「山口県自動車産業イノベーション推進会議」では、県のEV推進の勉強会に積極的に参加しレベルアップを図っています

著者プロフィール

団体名 カーボンネットワークいわくに
    環境ネットワークいわくに
    代表 恩田 浩幸

30年前、水問題を解決するために環境活動をはじめる。その後、産廃業者の不法投棄監視活動や、資源ごみを不法に持ち逃げする人を監視する活動を始める。2011年、カーボンカウンセラー養成講座を受講後カーボンネットワークいわくにを立ち上げる。エコ検定・環境インストラクター・地球温暖化防止推進員・希少動植物保護支援員・カーボンオフセットアドバイザー・環境省宮島パークボランティアなどの活動を行う。